朝と夜

なんとも、朝、
目が覚める瞬間の、嫌ぁな気持ち。

もう どれくらい前からだろうか？
鬱を患ってからかなぁ？？

なにしろ、
死にたい、と思って仕方ない。
絶望感で、毎朝がやってくる。

それを、２時間くらいかけて、気持ちを解かなければ、
一日中が、真っ黒な気分に支配され、どうにもならない。

まず 夢見が悪い。
よく 髑髏が出てくる。

ある日は、地面にゴロゴロと落ちている 腐りかかった生首が
『熱くはないんだよぉ〜…痛くはないんだよぉ〜…』と 喋る
ある日は、私が 生首を誰かに向かって投げつけている

日頃、骨が好きで、
海外ミステリなども、骨の研究者の話とか、よく読んでいた。
こんな職業があると、子供の頃に知っていたなら、
もっと勉強したのに…。

とにかく、
朝は、夢を素早く忘れたくて、テレビのスイッチを急いで入れ、
現実の声や、風景を見ることにする。
最近は 嫌なニュースばかりだが、
今更、他人の幸せな光景を見せつけらるるよりは、
ニュースは 事件・事故だから、しようもない。

そんなこんなを頭の中でひねくり回しながら
薬を飲む作業にかかる。
これは、本当に、作業、
アヘンを水で割り、錠剤をいくつも出し、粉薬も数種類
順番に気をつけないと、ちょっとした惨事になる。

しかも、最早、薬を飲むために、食べる、という作業がやってくる。
本当に面倒だが、、、
薬と、ある程度の食事と、水分補給をしないと
アッという間に 脱水状態に陥り、また緊急入院になる。

そうこうしてる間に、すぐ昼で、
また薬・食べる・飲む。

やっと昼間になり、朝の黒い気分が薄れる。

しかし、現実問題、
医師の言うなりが嫌だから、
先に自分で調べられる限りの知識を調べ、
頭に叩き込む。

抗がん剤の副作用は 嫌だ。

そうこうしていると、夕方になり、
私の場合は、早目に食事を済ませないと、ストマからの排泄物で
夜中に苦しむ羽目になる。
まぁ、どっちみち不眠症だから、何度も目は覚めるが、
排液まみれは、何度やっても、死にたくなる。

そして夜、11時頃に、眠剤・鬱剤を飲み、
ほんの短い睡眠。

そして寝苦しい夜から 朝にスイッチすると
また絶望感がやって来る。
その繰り返し。

嗚呼、どうかこの悪夢が 早くに終わりますように。
神様なんか、いない。
けれど、祈る。
何に向かって祈れば良いのだろうか？

毎日、毎日、毎日。

馬鹿みたいな毎日。
人間なんて、最低だ…。